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一冊の本とテレビ番組

2015-06-14

昨夜は、この4月から3年ぶりに復活したNHKのテレビ番組「ブラタモリ」の“函館の夜景~函館の夜景はなぜ美しい?~”を観ました。

函館にはまだ一度も行ったことはありませんが、函館の街では広い坂道が海まで真っすぐに造られているのは、かつて幾度となく大火が発生し甚大な被害を受けた教訓から火事が燃え広がるのを防ぐためや、海抜1mのすり鉢の底になっているような地形の函館の奥座敷と呼ばれる場所は、火山の火口の跡で今でも温泉が湧き珍しい石灰華(石灰華とは、温泉の湧き出し口などにできる炭酸カルシウムの沈殿物のことで、初めて知りました。タモリさんの博識には驚かされます。) が屋内で見られることや、函館山の旧日本軍要塞や砲台の跡地の特別見学とその解説や、また函館山からの見晴らしがよいのは、要塞建設で山の頂上が削られたことによるもの等の歴史紹介があり、日本三大夜景で知られる函館の街に大変興味をそそられました。

ブラタモリを観ながら、先日入手し読みかけていた「ちゃんぽん 食べたかっ!」(さだまさし著 NHK出版)の第1章(中学生放浪記)の部分を読み終えました。これの長崎新聞連載中はほとんど読んでなくて、本を買って直ぐに「序」と10数ページの「長いあとがき」に目を通し面白く感じていたので、第二章以降続きの展開が楽しみです。

また、ブラタモリ放映の終わった後には、BSテレビで「名曲メドレー 艶歌四人姫」を楽しみました。今日は歌い手のバックの舞台装置が全体的に明るく華やいで映るのが目に付き、それらの前で唄う藤あや子の「こころ酒」や坂本冬美の「あばれ太鼓」、香西かおりの「流恋草」、伍代夏子の「恋ざんげ」などを心弾んで聴きました。

その後、BSの違う番組では、高倉健主演映画「ホタル」の放映があっていました。これはDVDが手元にあるので、途中で観るのを止めましたが、昨夜は私と家内には見応えのあるテレビ番組が続き、ちょっぴり幸せの時でした。

 

「ちゃんぽん 食べたかっ?」(さだまさし著 NHK出版)

「ちゃんぽん 食べたかっ!」(さだまさし著 NHK出版)