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二冊の読書

2015-06-26

先日から、「日本劣化の正体~抹殺知事が最後の告発で明かす~」(佐藤栄佐久著 ビジネス社)と「第三の時効」(横山秀夫著 集英社文庫)を併読しています。

今朝の地元新聞の一面では、日本の原発を保有する大手電力会社9社が、昨日25日一斉に開いた株主総会で、株主の「脱原発を目指す提案をすべて否決」したことが大きく報道されています。

「日本劣化の正体・・・」は、元福島県知事の作者が、日本の原子力ムラとの18年間にわたる戦いの末、贈収賄事件をでっち上げられて理不尽にも政治生命を絶たれた経緯を記し、“国民よ 国と検察にだまされるな”と恐るべき真相を伝えています。

「第三の時効」は、連作短編6編が収められた、久しぶりに読む警察小説です。どのストーリーも二転、三転するスリリングな展開で面白く読めて、横山秀夫の作品は初めて読みましたが、たちまちファンになりました。

 

 

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 「日本劣化の正体」(佐藤栄佐久著 ビジネス社)  「第三の時効」(横山秀夫著 集英社文庫)