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秋の七草

2015-09-16

春の七草は七草粥として厳しい冬を乗り越えるために食べる七草ですが、秋の七草は万葉集の山上憶良が詠んだ歌(*)に由来していると言われ、萩、ススキ、葛、ナデシコ、女郎花、藤袴、桔梗の七つの鑑賞して楽しむ草花を言います。

万葉集の詠まれた大昔から人間の生活の身近にある植物が、今なお親しみのある草花だと思い感動しますが、臥牛窯の作品にも秋の七草を描いた湯呑みや絵皿があります。

臥牛窯の赤土の素地に派手さはあまりないですが、ワビ、サビを感じる草花がとてもマッチしています。 これらの一部は販売もしています。手に取ってご覧下さい。(N)

 

(*)「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」(万葉集巻8第1537番)

「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴朝がほの花」(万葉集巻8第1538番)

 

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 臥牛窯「秋の七草文絵皿」