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両親、結婚式で大阪へ

2008-11-18

先週末、両親は親友夫妻のご長男の結婚式に招待を受けて、もう一方の親友夫妻と共に大阪へ朝早くの飛行機で出かけました。 市内中之島のホテルにチェックインした後、夕方の式までの時間を利用してホテル近くをぶらぶらしていたら、都合よく(?) NMAO:国立国際美術館の前に出て「ただの美術館ではないのにタダ」と書かれたキャッチコピーのポスターに誘われ、「アジアとヨーロッパの肖像」展を鑑賞したそうです。第一土曜日の当日は本当に入館料が無料で、二人で思いがけず喜び、特に版画の作品はしっかり観たとのことです。

祝賀の宴の翌日は、小雨降る中を一緒に出かけた親友夫妻と大きな荷物を抱えながら、お酒が好きな父の先導で大阪市立東洋陶磁美術館の企画展「酒器に酔う-東アジアの酒文化」に寄ったそうです。ここでも、当日は「関西文化の日」ということで入館料が無料で、4人とも得をした気分になり、特別展示の徳利や盃、韓国や中国の素晴しい陶磁の数々にすっかり圧倒されて二日酔いの身がますます酔ってしまったそうです。中でも、やはり重要文化財指定の「五彩金襴手 花鳥文 瓢形瓶」(明時代・16世紀 景徳鎮窯)は見事であったと話していました。 その後には、13年ぶりとなる大阪城へ向かい、小雨上がりの深々とした空気の中で天守閣から大阪市内を眺め、次に3、4階で開催中の特別展「徳川大阪城-西国支配の拠点-」をのぞいたとのことです。 帰りの大阪空港まで向かうタクシー中では、ドライバーが「昨日は大阪城も入館料が無料だったのですよ。大阪の人たちは倹約が上手(?)だから、タダの日の昨日は人手が多くてタクシーもずいぶん混みましたよ」と教えてくれたそうです。

結婚式の出席が、思いがけず自分たちが好きな所へも行けて良い小旅行にもなった、と両親たちは喜んでいました。

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