2019年特別企画展第3弾「川上澄生木版画展」を開催(7/2~9/29) 。同時に、常設展示の小﨑侃版画並びに十三代・横石臥牛陶芸作品、歌川広重等の浮世絵版画作品(原画や復刻版)も一部展示換えを行います。
2019-06-21
山本美術館では、2019年特別企画展第3弾として、「川上澄生木版画展」を7月2日(火)~9月29日(日)の期間開催し、南蛮風俗や文明開化などの異国情緒に溢れた作品14点を展示いたします。
川上澄生(1895~1972年)は神奈川県横浜市に生まれ、青山学院高等科を卒業後、カナダ、アラスカ、アメリカを旅行し、帰国後は英語教師をしながら本格的に木版画家としても活動を始めました。
自画・自刻・自摺の創作版画を提唱し、明治期の文明開化や異国趣味の風俗や風景をテーマとした作品を多く描きました。
また版画だけでなく、絵本、日本画、洋画、革絵、ガラス絵や本の装幀なども手がけ、生涯で数千点という膨大な数の作品を制作しました。
棟方志功にも影響を与えた川上澄生は、木版画の詩人とも呼ばれています。
尚、常設展示の小﨑侃版画並びに十三代・横石臥牛陶芸作品、歌川広重等の浮世絵版画作品(原画や復刻版)も一部展示換えを行います。
皆様のご来館をお待ちいたしております。
川上澄生「ランプと女と猫」 | 川上澄生「時計図」 |
小﨑侃「春風秋雨」 | 十四代横石臥牛「花入れ」 |