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「あいの丘 秋の名月コンサート2006」盛大裡に終わる。

2006-10-10

秋の夜のひと時、「あいの丘 秋の名月コンサート2006」を、10月7日(土)午後6時30分から美術館の屋外特設会場で開催し、雲仙市内外在住の100名を超える皆さんの参加がありました。

美術館初めての試みである「歌&音楽&即興絵」のコンサートは、国際的ギタリスト・山口修さんのギター演奏と、修さんの奥様の純子さんの歌。そして、二人の音楽の調べに乗って小崎侃さんが描く山頭火句の即興絵のプログラム内容。

コンサートも半ばになった頃、美術館の屋根越しに煌々と光り輝いた丸い月も顔を出し、生で聴く修さんの超一流のギター演奏と、彼の演奏に乗った純子さんの美しいソプラノの歌声、そして、実際に目の前で畳一枚ほどの大きさを一気呵成に描く侃さんの即興絵の世界に、会場のボルテージは最高潮に達しました。

また、来場者全員が参加した競り上げ方式による即興絵のオークションでは、侃さんの大作2作品と、今日のコンサートを記念して描いた2枚の色紙絵が、見事、落札されました。

そして、コンサートの終わりには抽選を行い、侃先生がデザインした長崎くんち踊町・丸山町の山本美術館の名前入り手拭いと、山口修さんのサイン入り色紙が、各10名の方に当たりました。

また、館内には、侃先生が今年41年ぶりに長崎くんちの踊町に復活した長崎の花街・丸山町を題材に制作した新作品10点と、島原薪能の版画6作品を入れ替え展示。それに加えて、山口修・純子夫妻をモデルにした版画「ふくろうギター」の版木や、先生が版画制作に使用されている彫刻刀やバレンなども特別展示しており、コンサートの前後に、たくさんの方がこれらを熱心に鑑賞されていました。

即興絵を落札したAさんの感想
「幸いに、侃先生のこんなに大きく、そして力強く描かれた作品を、思いがけない安い価格で手に入れることができて、大変嬉しく感激しています。来年も楽しみにしております。」

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