2010特別企画展第6弾「川上澄生版画展」を開催(11/2~12/26まで)。同時に、常設展示の小﨑 侃版画並びに十三代・横石臥牛陶芸作品、歌川広重等の浮世絵版画作品(原画や復刻版)も一部展示換えを行います。
2010-10-27
山本美術館では、2010年特別企画展第6弾として、「川上澄生版画展」を11月2日(火)~12月26日(日)の期間開催し、明治調、南蛮調といわれる作品13点を展示致します。
川上澄生(1895~1972年)は神奈川県横浜市に生まれ、青山学院高等科を卒業後1年余り、カナダ、アラスカやアメリカへ放浪の旅に出ました。帰国後、中学校の英語教師をしながら、本格的に木版画家としても活動を始め、生涯で数千点という膨大な数の作品を制作しました。
主に、‘南蛮’や‘文明開化’など異国情緒の匂いのする風俗や風景をテーマとした作品を多く描き、他にも、詩と絵を組み合わせたものや身近にある置物や静物を題材にした作品などを発表しています。また版画だけでなく、絵本、日本画、洋画、革絵、ガラス絵や本の装幀なども手がけ、さらに「鈍刀会」を結成主催して後進の育成にも力を注ぎました。
尚、常設展示の小﨑侃版画並びに十三代・横石臥牛陶芸作品、歌川広重等の浮世絵版画作品(原画や復刻版)も一部展示換えを行います。
皆様のご来館をお待ちいたしております。