盆栽美術館
2010-06-10
今年3月末に、「さいたま市大宮盆栽美術館」(さいたま市)がオープンしました。公立初となるこの美術館は、盆栽の逸品100鉢の他に盆器、水石や歴史資料など約650点を収蔵、展示しているそうです。
平安末期に中国から盆栽が伝来すると日本の伝統文化として定着し、浮世絵にも盆栽を愛でる江戸人の姿が生き生きと描かれていて、古くから盆栽が愛好されていたことが窺えます。現在では「ミニ盆栽」「苔玉盆栽」などを作る講座が頻繁に開催されたり、たくさんの入門書が書店に並んだり、気軽に和のグリーンを楽しめると女性や外国人にも人気があり盆栽の世界は広がりをみせています。
しかしながら、盆栽そのものの見方や歴史的観点などの情報発信が乏しい現状から、美術作品としての盆栽の名品を軸に盆栽に関する歴史・民俗資料を公開し、盆栽の文化を多くの方々に知ってほしいとのコンセプトで開館したとのことです。
この美術館の一番の目玉作品が樹齢450年と言われる五葉松の名木「日暮らし」という盆栽で、盆栽の世界で古くから使われている格言「名木に裏表なし」はこの作品から生まれたと言われています。
絵画などを扱う従来の美術館と違い、作品のメンテナンスには異常なほど手をかけているそうですが、まさに生きている芸術作品を紹介する美術館として注目です。私も機会をみて訪問したいと思っています。






