小崎 侃 (こざき かん)
■ 長崎が生んだ版画界の巨匠
当館では、地元・長崎の小崎侃先生の山頭火句、原爆句や長崎叙情シリーズの版画並びに彫刻などを主として安藤広重や葛飾北斎などの浮世絵、美人画や風景画の新版画など500点余りと、全国で唯一「元禄の現川焼」を再現している臥牛窯・十三代横石臥牛先生の作品約200点を収蔵しております。
※ 小崎の「崎」は本来「﨑」ですが、環境依存文字のため一般的な表記として「崎」を使用しています。
■ 作品紹介
■ 小崎侃先生 略歴
1942年 | 熊本市生まれ、長崎に育つ |
1966年 | 東京太平洋美術学校彫刻科卒業 |
1972年 | フランス・イタリア・スペイン・エジプト遊行 |
1974年 | 太平洋美術会賞。会員推挙(版画) |
1975年 | 現代美術家協会 新人賞(彫刻) |
1976年 | 同上会員推挙 |
1978年 | 第9回日動版画グランプリ展入選 |
1981年 | 現代美術家協会 会員賞(彫刻) |
1982年 | 太平洋美術会 会員秀作賞(版画) |
1983年 | 原爆木版画500号、100号他、ヨーロッパ各地を巡回展 |
1991年 | 個展100回記念展(長崎・浜屋)サージ、マルス賞受賞 |
1995年 | アメリカ・セントポール市で作品展 |
1996年 | 福岡市美術館で個展222回展開催 |
2000年 | 長崎原爆資料館で平和展開催、天正かるた復刻 |
2001年 | ハウステンボス美術館個展、スイス・ドイツの6都市で個展 |
2002年 | 福岡セキスイハイムのギャラリーオープン個展、雲仙ビードロ美術館個展、熊本・東陽村の「石匠館」個展 |
2003年 | 山口市・富士宮市・松本市・大分市・八代市・平戸市で個展 |
2006年 | 太平洋美術会評議員・審査員 山頭火、平和などをテーマに全国各地で個展開催350回を超える 市川森一(脚本家)の書き下ろし新聞小説「蝶々さん」(長崎新聞)の挿絵を5月より連載 |
2007年 | 歌人 斎藤茂吉の「茂吉と長崎」浜屋にて個展 |
2008年 | 「天使の願い」ブロンズ像完成 (波佐見町・あかね天文台) |
2009年 | 長崎丸山公園に「坂本龍馬像」を建立 長崎新聞文化欄に「小﨑侃青春のデッサン」連載 「世界ジオパーク テーマ島原半島を描く」個展(島原文化会館、雲仙岳災害記念館、島原城観光復興記念館) |
2010年 | 第2回島原半島を描く「龍馬が見た島原」 |
2011年 | 第3回島場半島を描く「島原城薪能シリーズ」 「有明海詩抄」シリーズ木版画個展(島原市企画) |
2012年 | 第4回「山頭火と島原半島の文学」(島原城振興協会)第5回ジオパーク国際ユネスコ会議前夜祭にて即興水墨画を描く 世界ジオパーク認定国記念品制作 |
2013年 | 第400回個展記念展「小﨑侃展」(熊本県民百貨店) |
2014年 | 「雲仙をこよなく愛した斎藤茂吉と西岡水朗が詠う温泉地獄」展(島原城観光復興記念館) |
2015年 | 「小崎侃作品展(第415回)」(熊本八代市 山頭火全国フォーラムin日奈久) |
2016年 | 「長崎の世界文化遺産を描く」個展(長崎浜屋画廊) |
2017年 | 長崎グラバー園内に「草野丈吉」(日本洋食の祖)銅像を建立 |
2018年 | 画業50周年・「ふるさと人物伝」個展(長崎浜屋画廊) |