箱根ラリック美術館
2009-06-11
三日目は、まず「箱根ラリック美術館」を訪れました。
アール・デコに代表されるルネ・ラリックの作品をコレクションした美術館は、メルヘンチックな外観、菖蒲や水仙等の花咲く庭園、レストランも素敵です。
ラリックの室内装飾を要所に使用した展示室には、香水瓶や花瓶などのガラス作品、植物や昆虫などをモチーフとした宝飾品などが展示されてあり、日本美術の影響を受けたモチーフに心が和みました。併せて、企画展「ラリック家の女神たち ルネ・ラリックから娘スザンヌへ」と、特別展示「アンソロジー ラリックと高見澤英子、花のことば」も観ました。
美術館内は、ガラス特有の静まり返った雰囲気感や冷ややかな中にも神聖さを感じ、自分の歩く足音だけがコツコツと響き渡って、穏やかな水面の上で鑑賞しているようでした。
ゆっくりと時が進むような感覚になるのは、美術館が広大な敷地の自然豊かな場所に建ち、全てがゆったりと作られているからだと感じました。
入り口
パンフレットより