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中国・九寨溝

2009-08-14

昨夜のテレビで、世界遺産に登録されている中国・四川省の「九寨溝」が紹介されていました。

岷山山脈の原生林の間を50kmに渡り流れる「九寨溝」は、100余りの湖や大小の瀑布を作り、透明度の高い水はエメラルドグリーンやブルー色に輝いていました。

このような幻想的で美しい景観を作り上げているのは、水に含まれる石灰岩成分によるものと言います。水流の中に生育する森林や棚田状の湖群の自然堤防は石灰成分の付着によって形成され、澄んだ湖の底に沈んだ倒木も表面には石灰成分が付着しているので、いつまでもその形状を留めているそうです。

「九寨溝」は、自然の力が何万年もかけて作り上げた最高の芸術品と言えるでしょう。