シーボルト記念館と紫陽花
2010-06-08
「ながさき紫陽花(おたくさ)まつり」のキャッチコピーに惹かれ、長崎市内鳴滝のシーボルト記念館へ出かけました。
シーボルトの生涯を紹介する記念館では、第58回企画展「シーボルトとオタクサ展」(~6/27) が開催されています。シーボルトの著書「日本植物誌」を軸として、シーボルトと植物の関わりについて資料や写真で紹介展示がされていました。中でも、「日本植物誌」から10種類の花をモチーフに描いたデンマークの名窯・ロイヤルコペンハーゲンのカップ&ソーサーは、優しく控えめな花々の美しさが表現されてあり、たいへん感動しました。
シーボルトは、長崎で暮らした女性・タキを「オタクサ」と呼び、初めて見る美しい紫陽花にも「オタクサ」と名づけています。記念館のアプローチから隣接するシーボルト宅跡の公園には、今、青や白やピンクのたくさんの紫陽花が見頃に咲き誇っていて、紫陽花を眺めながら静寂に包まれた時を過ごしました。
シーボルト記念館
シーボルト公園(旧邸宅跡)