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アマリリスの一種活け

2015-02-08

先日の華道の稽古では、アマリリスの一種活けを行いました。

池坊では、出生(植物が生まれつき持っている性質や姿)と自然の美を大切にして活けますが、アマリリスにも独自の活け方があります。アガパンサスのように葉の真ん中から花が出ている植物は「和合の内」と言い、葉で花を包み込むように活けますが、アマリリスは葉の外側から花が出るので「和合の外」としての活け方をします。

今回は2本の花と7枚の葉を使い、手前から見て「葉・花・葉・花・葉」と花を高く茎は低めになるように形や長さを調整して活けると完成です。温室育ちのアマリリスも美術館内で元気に花開いています。(N)

 

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