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華道の先生宅で。

2015-05-15

現在、月に三回ほど池坊華道教室に通っていますが、お稽古場である先生のご自宅には、床の間、仏壇、和室と玄関の4か所に必ず生花が活けてあります。それも、床の間には大きな信楽の壺に投げ入れで活けてあることが多くてとても豪華で恰好良く、毎回これを見るのも楽しみです。

この間また、生花を長持ちさせるコツも稽古を通して覚えました。例えば、菊は切った先端をバーナーなどで焼いた後、しばらく逆さにして置くか直ぐに深水につけると水揚げが良くなり長持ちします。水揚げの悪い紫陽花は、切った先端を鉛筆の先を削るように削るか、茎の中にある白い繊維を削ると水揚げが良くなります。元気のない薔薇は、ぬるま湯につけるとシャキッとします。ちょっとした知恵が、普段の生活にも生かされています。

お稽古の時間は、いろいろな花と触れ合い、精神をリラックスさせてくれる楽しい時間です。(N)

 

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