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「おんな 近代美人版画展」の始まり

2016-03-29

当館では本日より2016年特別企画展第2弾「おんな 近代美人版画展」が始まります。

当館が所蔵している美人版画の内、今回は主として浮世絵美人画の流れを汲む明治、大正、昭和の近代美人画作家13人の作品を展示紹介します。

展示紹介する作家と作品名は、石川寅治「裸女十種 朝」、鏑木清方「槍の権三のおさい」、北野恒富「鷺娘」、橋口五葉「髪梳ける女」、竹久夢二「星娘」、名取春仙「髪梳」、小村雪岱「刺青のお傳」、木谷千種「『心中宵庚申』のお千代」、小早川清「瞳」、伊東深水「桜美人」、山川秀峰「秋」、鳥居言人「裸婦髪梳き」、そして志村立美「追羽根」です。13人各様の艶美な女性美の世界をお楽しみください。とりわけ、伊東深水の「桜美人」は明るいピンクの桜の花をバックに清楚な美人が首を傾げて微笑でいるような、今の時期にぴったりの作品です。

6月26日(日)までの開催です。たくさんの皆様のご鑑賞をお待ちいたしております。

 

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