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歌謡コンサート

2016-09-12

先日、長崎ブリックホールで行われた「三山ひろしコンサート2016」へ家内と出かけました。

三山ひろしのコンサート観賞は2回目ですが、この日を楽しみに待っていました。会場内はだいたい私たちと同年輩か、ちょっと年上の老男老女(?) の人たちで満席です。私は今回のチケット(座席)を早く手配していたので、客席中央の前から7列目の右寄りに取れました。指定の席に着き、「(三山ひろしは)舞台から下りてきても歌うだろうから、ここだったら握手ができるかもね」等と家内と話しながら、開演を待ちました。

コンサート幕開けは着物姿で、ヒット曲「お岩木山」での登場です。曲のつなぎのトークでは、「持っている着物の中で長崎には一番いい物を着てきた」、「この着物は師匠から頂いたもので、上等な物」、「締めているこの帯は三波春夫先生が締めていたのを頂いた物」などと笑わせ、紹介しながらコンサートを進めていきます。

思ったよりも早く、期待していた通り客席にも下りてきて、昭和歌謡曲を披露しながら、あちこちで小母さんたちのすさまじい握手攻めにあいながら、左から右へと回ります。私たちの席の近くにも来たので、今回も握手することができました。そして気づいたのですが、私たちの右斜め後ろに座った二人連れの小母さんたちは、彼が着ている着物の片方の袖を引っ張りこんで、自分の前のシートの背もたれの上に広げて生地を厚かましくも見ています。片方の袖を引っ張られた彼は、前屈みになって困惑していますが、小母さんたちはお構いなしの様子です。歌い終わった三山ひろしは「歌詞、間違えちゃった。」と苦笑いしていました。前半トリの曲は長編歌謡浪曲「忠臣蔵 あゝ松の廊下」でした。

後半はスーツ姿で凛々しく、彼の持ち歌のオンパレードで、締めはもちろん現在一番ヒットの「四万十川」です。 約1時間半、三山ひろしの演歌を堪能し、心地よいひと時を過ごしました。

 

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