山本美術館

燕子花の一種活け

燕子花の一種活けは上級者向けの活け花で、私も池坊華道の稽古の中で好きな課題の一つで、楽しい花材です。

春夏秋冬で活け方が変わり、旧暦では今の時期は夏も盛り、花を高く葉を低く活けます。葉組は菖蒲と同じで一枚ずつ葉の表裏、爪の向き、太さ等に気をつけて各役枝に選別していきます。

男性的な菖蒲、女性的な燕子花と言われますが、優しい雰囲気で活けることが出来ました。(N)