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33回忌法要

2020-01-25

今日は午後から、家族身内だけで自宅にお坊さんを呼んで長男の33回忌法要を努めます。

そんな予定のこともあってか、昨夜は久しぶりに息子の夢を見て3時ごろに一度目覚めました。夢の中の息子は、いつも亡くなった時の年齢のままのことが多いです。

息子の生存中は、休みの日の午前中には家内が家事を済ませる間、よくドライブがてらに千々石海水浴場の海岸や千々石青少年自然の家がある山や、時々は雲仙へ手焼きセンペイ買いなどへ連れ出し、一緒に波打ち際を走ったり、山の斜面に設置してある遊具に乗ったりして遊んでいました。

また、車には何時も演歌のカセットを流していたので、後部座席に座っている息子と一緒になって口ずさみながらの車中でした。息子の十八番は、小林 旭の「お世話になったあの人へ」。イントロから歌詞まで私よりもよく覚えていて、可愛い声で一生懸命無邪気に歌っていたことなどが思い出されます。

持病には勝てず8歳と1日の短い命でした。出棺時、小さな棺に納まった姿に向かって、「やがて、お父さんお母さんも逝くから、それまで待っていろよ」とつぶやきながら送りだしました。今は毎朝仏壇の阿弥陀如来様と遺影に向かい、「まだ当分は色々としなければならないことがあって行けないから、しばらく待っていてくれ」と、南無阿弥陀仏を唱え、手を合わせています。

生きていたら今年40歳になります。いつも家内や娘たち三姉妹と、どんな大人に成長していただろうか、さぞ美男子になったであったろう等と、お浄土でまた逢えるのを待ちつつ、それぞれ想像し合っています。