山本美術館 > ブログ > 京都「建仁寺」

京都「建仁寺」

2020-02-05

二条城の次は、京都最古の禅寺「建仁寺」へ。

大通りから花見小路通に入って突き当りにある建仁寺ですが、京都らしいお店が建ち並ぶ花見小路通には外国からの観光客が多く、今流行りのインスタ映えしそうな素敵な店先で記念撮影をしている人たちがいっぱいです。

その賑やかさと打って変わって建仁寺内はとても静寂で、時が止まっているように感じました。言うまでもなく、国宝の「風神雷神図屛風」や襖絵の「雲龍図」は有名ですが、現在はどちらもレプリカが飾ってあります。それでも、二曲一双の屏風は俵屋宗達の最高傑作と言われる所以を体感できました。

また、別棟の法堂の天井画「双龍図」(小泉淳作筆)は平成14年に創建800年を記念して制作されたものだそうですが、一歩入って天井を見上げた途端、思わず声が出てしまうほどの大迫力です。

枯山水のお庭もあり、本当に心が落ち着く静かなお寺でした。(N)

 

風神雷神図屛風 小泉淳作筆「双龍図」