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京都「西本願寺」へ

2020-02-09

京都旅行の締め括りは浄土真宗本願寺派の本山、通称「西本願寺」へ。

今回の旅行出発日の午後は弟の33回忌法要を行い、姉妹家族と歓談した後に福岡を経由して京都へ向かいました。また、数年前から両親が菩提寺へお参りすることが増え、私も何かと御仏に興味が深くなり、今度京都に行くなら宗派である浄土真宗の総本山にもお参りしたいと思っていました。

これまでの京都旅行で西本願寺の前は何度も通ったことはありましたが、寺院内に入るのは初めてです。院内には無料駐車場が完備されていて、境内に入ると警備員から「お参り頂きありがとうございます」とお声を掛けて頂きました。京都でこのような言葉を聞いたのは初めてのことで、本山は違うなあと良い気持ちになりました。また境内にある京都市の天然記念物に指定されている樹齢約400年の大銀杏は、本願寺が火災にあった際には水を噴き出して火を消し止めたという伝説があるそうで、私たちの菩提寺のお寺にもこれに負けないくらいの樹齢の大きな銀杏の樹があるので、何か嬉しく感じました。

並んで建っている 国宝の「阿弥陀堂」「御影堂」のどちらも堂々とした佇まいで、これだけでも有難く感じます。阿弥陀堂は内陣の修復中で内部に入ることはできませんでしたが、御影堂に入ると団体参拝者にお坊さんが案内をしているところでした。私も一時、団体の後について回り一緒にお話しを聞かせてもらい、その後、阿弥陀如来様にお参りが出来ました。門徒として初めて本山へ参拝し、清々しい気持ちになった次第です。

これで予定していた見学も終わり、帰路に着きました。今回の古都を巡る旅は、短いながらも一つ一つをじっくりと見ることができ、充実感でいっぱいで、帰ったばかりなのに早くもまた京都に行きたくなっています。(N)

 

御影堂 大銀杏