また一人、ノムさん逝く。
2020-02-13
「ノムさん」の愛称で知られた元プロ野球監督の野村克也さんが亡くなった。
昨年の金田正一投手に続いての訃報で、私たちの青春時代にプロ野球の面白さや凄さを教えてくれた選手の一人でした。セリーグ・巨人の長嶋や王選手みたいな華々しさはなかったが、野村さんがパリーグの南海で捕手として活躍し、自らを「ひっそりと咲く月見草」に例え、選手兼監督として発してきた「ボヤキ」や「語録」には、含蓄のある言葉がたくさんあります。
中でも、私が好きなのは、
「生涯一捕手」、
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」(これは江戸時代の剣術の達人、松浦静山の剣術書「剣談」から引用とか)、
「人生の最大の敵、それは“鈍感”である」、
「考え方が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる」、
「マー君、神の子、不思議な子。不思議の国のマー君。・・・・(略)」、
「神様、仏様、田中様。稲尾2世ができたな。神様ありがとう」、
「人間は何を残すかで評価が決まる。人を残すのが一番。・・・・(略)」など等、人生の教訓がいっぱいです。
野村克也 元監督のご冥福をお祈りいたします。