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繭玉でお雛様飾り

2020-04-05

先日、私の幼稚園時代の恩師で、成人後には数年間にわたり茶道を習い、尚且つ父の同級生である先生が繭玉で作ったお雛様飾りを持参されました。

今年の干支である子年生まれの先生は干支のお雛様を作りたかったそうで、旅先で求めていた繭玉に集めていた紐等で耳や目を付けネズミにし、クラフトバンドでボンボリや菱餅を作り、お菓子の箱で4段の雛段を作っています。1段目は男雛と女雛、2段目は三人官女、3段目は5人囃子、4段目に左大臣、右大臣と、本格的な雛飾りです。購入したものは繭玉だけで、他の材料は全て自宅にあるものを利用し工夫を凝らしてとても可愛い雛人形を制作されるとは、さすが、元幼稚園教諭です。

これに合うようなケースを欲しいと持って来られたので、注文したケースが来るまでの間、美術館に飾らせていただきました。新型コロナウイルスの暗い話題で持ち切りですが、雛飾りを見ながらひと時、心が安らぎました。(N)