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我慢、辛抱の時

2020-04-13

昨日は、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、今年秋の「長崎くんち」の奉納踊りが取り止めとなったニュースがありました。長崎くんちは日本三大祭りの一つで380年以上の伝統があり、奉納踊りは国の重要無形民俗文化財に指定されています。今年は、「モッテコーイ、モッテコイ」という歓びと期待あふれる掛け声が聞けなくなりました。

また、安倍首相は先日、新型コロナウイルスの感染拡大の阻止に向けて、遅まきながら東京、大阪はじめ7都府県へ「緊急事態宣言」を出し、また繁華街への外出自粛要請を全国へ拡大する方針を発表しました。加えて、新型コロナウイルス感染症による世界全体の死者が10万人を超え、被害拡大が続いているという暗いニュースも流れています。

今年は、千昌夫の大ヒット曲「北国の春」に謳われているような心弾む春の光景を迎えることはできません。“あの故郷へ帰ろかな”と思っても、人の移動が制限されつつあり、暫くはじーっと我慢と辛抱の時です。

一昨日は、風邪の具合で10日ばかり自宅内療養で辛抱を続けた後、久しぶりに近くのスーパーまで出かけましたが、マスク着用の人たちが目立つようになり、またレジでは前の人との間隔を空けて並ぶようにアナウンスがあっていました。皆がコロナ感染対策をしっかり、かつ、きちんとやらなければなりません。