山本美術館

終わりよければ ?

昨日夕方、安倍首相が健康上の理由で総理を辞するニュースがありました。

7年8ヶ月の長期政権の座にあって、潰瘍性大腸炎という特定疾患(持病)を抱えての総理の職務、病気とは言え任期途中での辞任はさぞかし無念なことだろうと推察されます。

安倍政権=アベノミクスのイメージがあり、株価は上がり大企業や富裕層は恩恵を受けましたが、はっきり言って地方に住む私たち庶民の暮らしはよくなりませんでした。日本の外交問題や安全保障政策では素人目にもある一定の成果は感じていますが、近年の閣僚の不祥事による相次いだ辞任や公文書改ざん、桜を見る会の問題などの説明では“安倍さん、どうしたの”という気持ち。極めつけは、本年4月の新型コロナウイルス感染対策として税金約260億円をかけ、国の約5,000万全世帯へ一戸当たり2枚のアベノマスクの配布。これには正直笑うしかなく、いっぺんにこの政権へ感じていた淡い期待らしきものも冷めてしまいました。

安倍さんの後継者が誰になるか分かりませんが、次の方には喫緊のコロナ対策と経済対策を第一に、外交問題や安全保障政策、拉致問題、領土問題などに真剣に取り組み、より強固に推し進め、私たちが安心して暮らせる世界に誇る強い日本国となるような舵取りをしっかり進めてもらいたいと切に願っています。