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ツルウメモドキの自由花

2020-12-21

開館前に池坊の稽古に行けなかった先週は、その日の夕方に時間を見つけて諫早市内の先生宅へ出かけました。

お稽古はツルウメモドキと百合と山茶花の自由花で、ツルウメモドキは初めて使う花材でたくさんの実を付けていて晩秋を感じさせる色目です。京都本部の特別講習では、実を覆っている黄色の皮を一つ一つ剥いて赤い実が美しく見えるように綺麗にしてから活けるそうですが、今回はそうする時間もなかったのでそのまま使用しました。

自由花はその名の通り、決まりがなく自由に活けることができます。稽古時は背を高く活けましたが、帰宅後はサロンカウンターの中央に置くので、邪魔にならないサイズに縮めて稽古とは全く違う活け方をしました。

早や、今年も残り10日となりました。自身で年内に済ませるノルマを決めている分は、なるべくやり終えるようダッシュ態勢です。(N)