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何時か誰かが・・・。

2021-02-13

何時か誰かが「人間は、美味しくないものを食べたら不幸になる」と言っていましたが、先日久しぶりにそんな経験をしました。

子供時代から今日まで主に天然もの鰻を食していて“うなぎ通”と自任する知人と諫早市内のある鰻店で昼食を摂ることになり、鰻大好きの知人はまるまる一尾が入った特重の定食を、私と家内は丼物の定食を注文。

運ばれてきた料理の鰻にかけてあるタレを見て何か気になりましたが、知人が早速箸でつまんで一口頬張ります。が、いつもの好物(美味しいもの)を食べる時に見せる幸せそうな顔をしません。そして、首を少し傾げながら「うー、(いつも食べているものとは)焼き方が違っていて、あまり美味しくない」と一言発しました。

私たちも顔を見合わせながら頂きましたが、知人が首を傾げた理由に納得。パリッと焼かれてなくて、タレが濃いめで胃に堪える感じでした。

鰻屋さんもお店によってそれぞれ料理の仕方が違い、またお客の方も焼き方などに好き好きがあって各々贔屓の店もありますが、このお店の名物鰻は残念ながら私たちの口に合わず、食後は胸もたれ気味となり、帰宅してから珍しく胃薬を飲みました。

鰻は滋養があり身体に良いことはわかっていても高価で口にする機会は少ないですが、また知人には高価な物をご馳走になりながらも心身の満足感を得られず、申し訳ない思いを抱いた次第です。

 

    (ネット写真より)