山本美術館 > ブログ > 今日は休館日

今日は休館日

2021-04-05

あいの丘の今日は天気は回復しましたが、昨日夕方からの強風が今も吹きまくっています。

先日、昨年夏に78歳で亡くなった映画俳優の渡哲也著「流れゆくままに」(青志社発行)を読了しました。本の帯の「運は振り向いてくれたけど病魔には容赦なく襲われた。長く生きることよりも‟生き方”を大切にしたい。」に惹かれて入手したものです。

読み進めるうちに、以前何処かで読んだようなことがあるなと思いながら本棚を探してみると、ありました。1997(平成9)年11月のちょうど私が50歳の時、毎日新聞社より発行された「渡哲也 俺」(柏木純一著)で、これは著者が本が出来上がるまでの2年半もの間に渡哲也にいろいろな場所でインタビューしてまとめ上げたものです。

この本と、今回発行の出版社社長の付記と特別寄稿として側近が語った「最後の日々」が掲載された本とを読むと、渡哲也の男としての生き方、一生がよく分かりました。私が若い時から渡哲也は(映画俳優、芸能人として)何か高倉健の生き方に似たところがあるなと思っていたことも、改めて認識しました。また、書棚には1978年11月発行の「シネアルバム67  渡 哲也 さすらいの詩」(植草信和責任編集 芳賀書店)も並んでいます。

渡哲也の映画では「東京流れ者」「愛と死の記録」「紅の流れ星」「無頼シリーズ」、「仁義の墓場」や「やくざの墓場・くちなしの花」など、テレビでは「浮浪雲」などをよく観ました。

 

「流れゆくままに」(渡哲也著 青志社発行)

「渡哲也 俺」(柏木純一著 毎日新聞社発行)

「渡哲也 さすらいの詩」(植草信和責任編集 芳賀書店発行)