山本美術館 > ブログ > 甥姪だけで初めてのバス乗り

甥姪だけで初めてのバス乗り

2021-04-07

約束通り、一週間後の休館日の5日、諫早市に住む妹の子供二人がバスに乗って遊びに来ることになりました。

その前日夕方には長崎市内の姉の子が先乗りして、2回目のバス一人旅で長崎駅から我が家へやって来ました。今回は、自宅(旭町)から駅までは姉が付き添い徒歩で向かったそうです。姉は「可愛い子には旅をさせよ」と良い意味で放任開放的に子育てするタイプで、子供には「お母さんは○○くんの後を付いて駅まで行くだけだからね」と言って、甥から2、3メートル離れた後ろを歩き、甥は先日長姉と歩いて覚えたばかりの県営バスセンター乗り場までのルートを無事歩き切ったそうです。

余裕の表情を浮かべながらバスから降りてきた甥は、リュックを背負い大きな荷物を3個も持っていて、その内の1個からは野球バット(プラスチック)が2本も飛び出ています。着替えや遊び道具をたくさん持ってきたのだろうと思っていたら、別の1個には前回家族で来た時に料理を入れて持って帰ったタッパー類が大小7個も入っていて嵩張っていました。母と私は「今日持たせなくても車で来る時で良いのに、お姉ちゃんらしい」と大笑いでした。夕飯には甥が大好物の唐揚げを母がたくさん作って歓迎し、その後は百人一首をして遊び、私の部屋で就寝しました。

5日早朝には、義弟から「諫早駅を8時50分発のバスに子供たちを乗せたのでよろしく」とのラインを受け、愛野展望所バス停到着時間9時23分の5分前から、長崎の甥と父と私の3人バス停で二人を待ちました。おおよそ時間通りにやってきたバスから、バスの後方に座っていた甥と姪がリュックを背負って可愛く立ち上がります。諫早からの乗合バスは乗り口と降り口が別々になっていて、二人は前方にある運転席近く(隣)の降車口まで来ましたが、整理券と乗車券を何処に入れたらよいか分からず、「これどうするの?」と降車口で待つ私たちに聞いてきます。運転手さんがそれらを素早く受け取って運賃箱に入れてくれて、二人は運転手さんにお礼を言いながら降りてきました。

甥は「(バスは初めてだったけど)どうってことなかった」、姪は「降りる所(停留所)がどこか全然わからなかったけど、お兄ちゃんが”次は愛野展望所”ってアナウンスが流れたらボタンを押してくれた」と言っていました。兄妹の二人とはいえ、妹の子供たちはやや過保護的なところがあるので、初めてのバス乗車を心配していたのは私の方でしたが、二人にとっては短時間でしたが良い経験になったようです。

その後、甥っ子たち3 人は強風なんか何のその、日が暮れるまでたっぷり元気に遊びました。(N)

 

 

バスから降りる二人 バス停から美術館まで歩いて向かいます