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筋肉痛の中で。

2021-04-17

先日行った美術館駐車場のシルバープリペット生垣の雑草取りと庭木への肥料やり作業などの影響で今、体中の筋肉が悲鳴を上げています。特に、両肩、両手のひらや上腕部、両足大腿部の後側やふくらはぎが動かすとピリッと痛みが走り、気分も何となく優れない状態です。

つくづく歳を感じながら、とにかく休養と気分転換をと思い読みかけていた本などを開きますが、椅子に座ったまま直ぐウトウトしてしまいます。

肌寒さを感じながらソファで横になって一眠りした後、今度は渡哲也と吉永小百合が共演し京都が舞台となっている映画「時雨の記」のDVDを引っ張り出し、ボーッとしてテレビにかけていました。

日活映画がまだ盛況だった私の若い頃、二人が初めて共演した映画「愛と死の記録」も映画館で観ました。当時、日活では「愛と死をみつめて」などの純愛映画が流行っていて、好きだった東映のやくざ映画鑑賞の傍ら、日活純愛物を観てはよく涙したものです。

「時雨の記」は今から20年余り前の映画で、20年ぶりに再会した男と女が織りなす大人の恋の物語ですが、渡哲也と吉永小百合の二人の息がぴったり。二人は若い頃、私的にも相思相愛の時期があったそうで、画面からも“さもありなん”と思えるような感じが伝わってきて、何度でも観たくなる作品です。渡哲也は良い作品を遺してくれました。

 

DVD「時雨の記」ジャケット