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徒然棚の稽古

2021-04-21

2月から再開した茶道のお稽古で、今月(11月から4月)までが炉のお点前だったので、前回に続き炉の時だけ使える「徒然棚」のお点前を習いました。

徒然棚は「業平棚」(なりひらだな)とも言われ、業平菱の透しの腰板が付いていると教えていただきました。棚の上部に小さな襖の付いた袋棚があり、お点前を始める前に棗を仕込んでおきます。棗を取り出す際には襖の裏側が見えないよう開閉の作法もあり、全ての動作が理に適っています。

今回は、初めて片口の水継を使って水指に水を継ぐ作法も習い、徒然棚の優雅さに心落ち着くひと時を過ごしました。(N)