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またまた、健さん !

2021-05-29

またまた、高倉健です。

健さん扮する主人公がキック・ボクシングに憧れて北九州の炭鉱から菅原文太扮する幼友達の弟分と上京し、ジムに入門。チャンピオンを目指すという物語ですが、当時”キックの鬼″と呼ばれ「真空飛び膝蹴り」で有名な沢村 忠のチャンピオン等も出演しています。

劇中半ばでは、主人公と弟分の二人がバイトに流しをやり、健さんが文太のギター演奏で「網走番外地」と「唐獅子牡丹」を(照れくさそうに?) 唄うシーンがあります。二人のファンとしては最高にシビレル場面ですが、同時に観ていてちょっと面映ゆい感じも湧いてきます。最後は勿論、健さんが日本刀片手に弟分、恩人、少年の仇取りに暴力団の敵陣へ殴り込みに行く、そんな映画の「ごろつき」です。

やくざ映画はどれも大体同じ内容の映画ですが、主人公を誰が演じているかで感じ方が違うので、好きだった高倉健を何回も観ては単純に楽しんでいます。

 

 

DVD「ごろつき」のジャケット