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久しぶりのチャンバラ映画

2021-06-07

小さい頃、チャンバラ映画に興味があって、よく観ていた東映映画の中村錦之助。

中でも、彼が内田吐夢監督と吉川英治原作の「宮本武蔵」を1年1作、昭和36年から5年がかりで完結させた「宮本武蔵」5部作は何回観ても観飽きません。武蔵映画の最高作と評されています。

先日はその内の第4作目「宮本武蔵 一乗寺の決斗」を久しぶりに観ました。‟剣は無常なり”と剣に生きる武蔵が、名門流派宗家の吉岡清十郎を破り、その弟・伝七郎や門弟たちの恨みを買い、伝七郎からの果たし状に応じて彼をも倒し、クライマックスは吉岡一門73人を相手にたった一人で対決し、ぬかるんだ田んぼの中を執拗に追いすがってくる敵を斬っては走り、走っては斬りまくる物語です。ちなみに、若き高倉健も佐々木小次郎役で出演しています。

映画ポスターの惹句が決まっています。

 松風騒ぐ、一乗寺下り松 !  眼下の敵七十三人 !

 武蔵、お通の心を抱いて生死一路に起つ !!

 

DVD「宮本武蔵 一乗寺の決斗」ジャケット