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台風一過の朝

2021-08-09

昨夜の台風9号の九州地方上陸通過に伴い、お盆時期の満開を楽しみにしていたサルスベリの花は半分ほど散ってしまいましたが、幸い、被害が無くて何よりでした。

先週末から、長崎市内の映画劇場では好きな「ワイルド・スピード」シリーズの9作目「ジェットブレイク」が封切られていますが、コロナ禍の下、鑑賞に出かけるのを自粛しています。

その代わりと言うわけでもありませんが、先日の夜は自宅で鶴田浩二主演の古い任侠映画DVD「博徒七人」を楽しみました。

任侠映画全盛期の頃に場末の映画館で初めて観て、その映画の登場人物たちの異様さと夫々が持つ必殺技をいかした活躍で悪をやっつける内容が心に残っていたものです。

七人全員が身体障害者で、主人公(勿論、鶴田浩二)は片眼の匕首居合斬り、それに片腕の拳銃居合射ち、片足坊主の少林寺拳法、盲目の吹き針使い、せむしの鏨(ナイフ)投げ、聾唖の鎖巻き投げ、顔にやけどを負った曹長刀居合斬り等々・・・、やくざ映画としては妙に壮快感を覚えたものでした。

改めて観て、今のご時世ではこのような映画はとても作れないと思いますし、面白い作品が残っていることに感謝です。

映画惹句は、 「お見かけ通りの地獄の顔 ! 博徒七人」

       「顔も身体も傷だらけ !  悪七人がしのぎをけずる、ド肝ぬく任侠アクション!!」

 

DVD「博徒七人」ジャケット