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今月の茶道稽古

2021-08-25

先日の休館日は茶道の稽古日でした。

茶花は真っ白な大輪のムクゲが桔梗口花器に飾ってあり、お菓子はさざ波と金魚の可愛い和菓子で夏を十分に感じさせてくれるものでした。

お稽古は7月に続き、夏にしかできない「絞り茶巾葉蓋の薄茶点前」です。お客様に水の音を聴かせて涼しさを演出するお点前は先月も練習したので、難なくお点前できました。

それから「更好棚の薄茶点前」です。お点前の最後には棚にお道具を飾って退出します。長時間の正座に立ったり座ったりを何度も行いますので足と腰が悲鳴をあげそうになりましたが、時間があったので初めて習う「流し点前」のお稽古も行いました。

「流し点前」はより親しい人たちと打ち解けて語りながら行うお客様と亭主の距離の近いお点前で、お道具や点てる時に座る位置が違うことと動作の順序が異なります。先生も教本を見ながら順序をおさらいしながらの教えです。一度では覚えられませんが、また機会があれば挑戦してみたいと思います。

マンツーマンレッスンでは先生と楽しく語らいながらゆっくりと時の流れる茶道の世界で、今月も満喫しました。(N)