山本美術館 > ブログ > 二重切りに柳の立ち昇り

二重切りに柳の立ち昇り

2021-10-07

先日の池坊の稽古では、竹の二重切り花器に柳と菊の立ち昇りを活けました。

柳は自由自在に枝を曲げることができるので楽しい花材なのですが、今回の柳は脆くてタメ(カーブ)を利かせようと曲げるとポキンと折れてしまいました。「柳ではあり得ないですよね」と言いながら、先生が試されましたが同じように折れてしまい、柳が上等ではなかったとの結論になりました。それでも、折れないように何とか苦心しながらカーブを付けて、格好の良い大きな活け花が完成しました。

帰宅後にもう一度、練習を兼ねて活け直して形を整えました。水揚げするか心配でしたが、若葉が出てきたので安心しています。(N)