山本美術館

リキュウバイ(利休梅)

利休梅が季節外れに清楚な白い花を4、5輪咲かせています。

中国原産の利休梅の花の時期は桜の前後から初夏にかけて見られ、花言葉は「控えめな美しさ」「気品」と言われています。

この木は数年前にひょろりとした小さな苗木を自宅庭の片隅に植え込んだ後、株元から枝が株立ちしたのを一度だけバッサリ切り取りました。その後はほとんどほったらかしの状態ですが、今では私の背丈を超えるほどになりました。しかし、ひょろりとしていることには変わりありません。

今日、落葉した後の枝には早くも柔らかく薄緑色した新葉が吹いてきており、また開花後に実った種がはじけたまま残っていたりして、何か季節感がずれています。きっと、8月中旬に長雨があったことや残暑がいつまでも続いたことが影響しているのでしょう。

季節外れの花に、何か愛おしさを感じ心和ませています。