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万年青の活け花

2022-01-17

今年最初の池坊の稽古では、年始めに毎年活ける万年青でした。

年に一度、予約して花材を取り寄せてもらいますが、今年は例年より3割増しの価格でした。が、春まで長持ちするのでそれでも良いかと思い活けました。

万年青は真、副、体ではなく、立葉、露受葉、前葉と呼び方が違い独自の活け方がありますが、これまで何十回も活けてきたので手が覚えています。葉を十枚に実を一つ使用して格好の良い活け花の出来上がりです。

「年中枯れることがなく千々孫々まで繁栄する」と言われる万年青のように、美術館もコロナ禍を乗り越えて長く続くようにと願いを込めました。(N)