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水仙の一種活け

2022-02-03

池坊で生花(しょうか)七種伝の一つである水仙は「陰の花、水仙に限る。賞美すべき花なり」と伝記されるように、冬の花では最高とされています。

池坊華道の”活け花教授″の職位を取るまで通っていた教室では毎年、水仙の一種活けをやっていましたが、新しい先生の下へ通うようになってから水仙は立花には用いますが生花では活けなくなっていました。

私も、昨年から少しずつ活け花のレッスンを始めていますが、この度初めて水仙の一種活けを教えることになり、事前に復習として久しぶりに活けてみました。寸胴という竹筒の花器に配り(又木)を使った水仙の一種活けは、凛とした美しさです。(N)