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甥、姪たちと美術鑑賞

2022-02-09

先日、姉妹家族が弟のお墓参りにやってきました。

お墓参りを済ませてから、甥姪たちと美術館の駐車場で私も一緒になってドッチボールなどをして遊んでいましたが、しばらく走り回った後、子供たちは喉が渇いたと言い出してサロンでジュースを飲みながら休憩していました。そうしたら、妹の子供の甥が「美術館を見てみよう~」と言い出したので、皆で鑑賞することにしました。

これまで、時々は展示室を鑑賞していた甥たちですが、室内の左奥に展示している不動明王の原型像が怖いと言ってはそちら側の作品を見るのは敬遠していました。現在は5年生と少し大きくなったので「もう怖くない!」と言いながら、不動明王像や他の彫刻原型像なども熱心に見ています。そして、浮世絵作品には特に興味を示し、姉の小学5年生の甥が一枚の作品を指差して「あーっ、神奈川沖浪裏(復刻版)だ~」と、北斎の富嶽三十六景の有名作品のタイトルを間違うことなく言うので、嬉しくなりました。3人は子供ならではの目線で作品の不思議に思うところを私に聞いたり、作品に描かれているポーズを真似したりとゆっくり美術鑑賞を楽しみました。

私も小さい頃から父が機会を作っては美術展に連れて行ってくれていたので、自ずと美術作品に興味を持つようになりました。当館が所蔵している美術作品のジャンルは限られていますが、身近で本物に触れることができるのは良かったと思います。また、コロナ禍で色々な場所に出かけられない今だからこそ、美術鑑賞をより楽しめるのかも知れません。(N)