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一気読みの一冊

2022-03-03

今月の仏教老人大学も新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大の影響で、残念ながらお休みでした。

3月の法語カレンダーは「われ称え われ聞くなれど 南無阿弥陀仏 つれてゆくぞの 親のよびごえ Although it is me that utters and hears the phrase “Namo Amida Butsu,” actually it is the call of my parent, Amida, promising to guide me to the Pure Land.」となっています。

先日、書店で目につき求めた「迷わない。 完全版 107歳の母を看取って」(櫻井よしこ著 文春新書)。

帯に曰く

 ⌈ 晩年の母との暮らしが人生を豊かにしてくれた

  ある日、突然気づいた。母は「病人」ではない。私が母を世話するのではなく、母が私を見守っている、と。

  「決断の時、必ず道は開ける、夢は必ず実現する、と迷わない。」

  ―これが母から学んだ私の信念です ⌋

櫻井さんが、106歳と10カ月で亡くなったお母さんの晩年の12年半にわたる介護を経て、‟心の一番やわらかいところに母がいる”と覚え感じて、自身の波乱万丈の半生をもとに「仕事とは」「家族とは」「お金とは」「健康とは」「死とは」など誰もが避けられない人生の難問について語っています。信仰(宗教)を持つことについても記してあります。

一気に読み終えました。

 

「迷わない。完全版 107歳の母を看取って」(櫻井よしこ著 文春新書)