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立花新風体

2022-03-19

今週の池坊華道の稽古は、ボケやアイリス等を使った立花新風体でした。

形に決まりがない新風体なので、花材選びや役枝選びにセンスが必要です。今回の花材の内、大物は花屋さんで仕入れ、紅白の椿は持参して、ヤツデやタマシダやシャガは先生宅のお庭のものを頂戴しました。

立花のお稽古は花材費がかかるので、先生からは「お家や野にあるものは持参するようにして、挿し木できるものは今後の稽古で使えるように挿し木にしておいて下さい」と言われています。が、私は植物を育てるのが苦手で、これまでにきちんと真面に育った物は少なく、要は中途半端の三日坊主的ということです。

ともあれ、これからは立花も教授できるように、習った作品の一つ一つを全て吸収するべく帰宅後には写真とデッサンで記録をしています。

ボケを伸びやかに使った大サイズの活け花は場所を取るのでいつもの飾り棚には収まらず、サロンのカウンター中央に置いています。(N)