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月初めに思う

2022-06-05

新型コロナウイルス感染も少し落ち着いてきたと思われた一日は仏教老人大学に出席し、今月もいつもの顔馴染みメンバーで有難い講話を拝聴しました。

6月の法語カレンダーは、「‟あたりまえだ”と言うて まだ不足を言うて 生きている We live taking what we have been given for granted but continue to express dissatisfaction.」です。

これまで、永代経法座や仏教老人大学で浄土真宗の宗祖である親鸞聖人の教えをいっぱい聴いてきて、どうにか信心する喜びはこういうことかと感じつつあります。

法話や講話の終りでは毎回、親鸞聖人の和讃の中でも特に有名な、

 「如来大悲の恩徳は 身を粉にしても報ずべし

  師主知識の恩徳も ほねをくだきても謝すべし」

の「恩徳讃」という歌を歌います。

親鸞聖人のお言葉をまとめて分かりやすく解説してある「歎異抄をひらく」(高森顕徹著)は、時おり取り出しては目を通しています。 先日、聖人のことをもう少し知りたいと、親鸞伝の決定版 !と宣伝されている「親鸞聖人を学ぶ」(伊藤健太郎 仙波芳一共著 1万年堂出版)という本を入手したので、じっくり根を詰めて読んでみようと思います。が、年老いてくるとなかなか理解するのに時間がかかり、解った一方で前に覚えていたことは既に忘れてしまい困ったものです。

 

「親鸞聖人を学ぶ」(伊藤健太郎 仙波芳一共著 1万年堂出版)