紫陽花
2022-06-13
例年より遅く梅雨入りした九州北部ですが、雨によく似合う紫陽花が満開です。
我が家の紫陽花は白と紫色ですが、特に自宅庭の紫色の紫陽花は大輪で綺麗な色をしています。紫陽花の管理をしている母が「切って活けて良いわよ」と何度も言いますが、水揚げの悪い紫陽花は活け花にするより、雨に打たれ濡れている姿を見るほうが好きです。
先日、ある小説を読んでいると「篠突く雨」を捩って登場する人物の一人を「篠突く君」と表現していました。「篠突く雨」という言葉を日頃使うことはあまりないですが、その日の明け方に激しい雨の音で目が覚めて、起き切れていない頭で「このような雨の事ね」と思いました。
これからしばらくは鬱陶しい雨が続き湿度の高い日が続くと思いますが、紫陽花のように爽やかな気持ちを忘れずに過ごしたいと思います。(Ｎ)
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