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檜扇の一種活け

2022-07-15

夏になると檜扇の一種活けを必ずしますが、檜扇は魔除けの植物とされ、京都では祇園祭の期間中は自宅の玄関や床の間や老舗店のウインドウなどに飾る習慣があるそうです。

私は活け花を初めてから知ったことですが、京都には古くからの伝統が根付いています。今年は祇園祭も3年振りに7月1日から開催されていて一か月続くそうです。池坊は京都の六角堂が発祥の地ですので、京都の先生方のブログ等でも檜扇の一種活けが紹介されていました。

今年もお稽古で御玄猪に活けて挿した状態で車の後部座席に積んで帰宅したら斜めに倒れていて、手直しして飾りました。長持ちする花材ですが、一週間くらいは持ってくれると嬉しく思います。(N)