和製ジェームズ・ボンド映画
1963年の私が高校2年生の時に、スパイアクション映画「007」の1作目「007は殺しの番号(ドクター・ノー)」が封切られ世界的に人気を博した直後、日本でもこの映画に影響を受けて模した三橋達也主演の東宝スパイアクション映画「国際秘密警察」がシリーズ物として5本製作されました。
今から数年以上前に、CATVの「日本映画専門チャンネル」で一日一本5日間にわたって放映があり、その時に2作目から5作目までは録画したのですが、この1作目の「国際秘密警察 指令第8号」は録画するのを忘れていました。何時かまた放映されないかとずいぶん待っていましたが、この度DVDが発売されることを知り、早速Amazonより取り寄せました。
三橋扮するインターポールの諜報部員・北見次郎が国際的な悪の組織を壊滅させるストーリーですが、若手スターの佐藤允や夏木陽介、それに女優では水野久美や若林映子などが出演しています。また、このシリーズには日本ロケがあった007映画の第5作「007は二度死ぬ」にボンドガールとして出演した若林映子と浜美枝が、これに先駆けて共演した第4弾の「国際秘密警察 鍵の鍵」という作品もあります。更に、東宝では宝田明がインターポールの敏腕刑事に扮してライフル片手に活躍する日本版007「100発100中」という映画が2本作られ、DVDも販売されています。また、当時、この類の映画が007に続けとばかりに洋画邦画を問わず矢継ぎ早に量産され封切られました。
三橋作品、宝田作品のどちらの映画も観てのお楽しみですが、この「国際秘密警察 指令第8号」のジャケット裏面の惹句は、
極東の平和を脅かす動乱屋 ! 敢然 暗黒組織を暴く一匹狼 !
で、本家の007映画に比べるとストーリー展開やスケール感など全く違いますが、それなりに楽しめる娯楽映画です。
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| DVD「国際秘密警察 指令第8号」ジャケット | DVD「100発100中」ジャケット |
