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ニシキギと菊の自由花

2022-08-29

8月最後の池坊稽古では、初めての花材であるニシキギを使った自由花でした。

ニシキギはその名の通り、秋の紅葉を代表する錦のような美しさをした木で、切り花にすると葉がぽろぽろと落ちるので活ける前に全ての葉をもぎ取るように言われました。裸になった枝はコルク質の翼(よく)がある特徴的な枝をもつため、活け花の花材として好まれるそうです。

ニシキギに菊、リンドウ、吾亦紅を使って、すっかり秋模様の活け花になりました。朝晩は少し涼しく感じられるようになり、秋が近づいています。(N)