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9月の茶道

2022-09-27

9月の茶道稽古は菊の節句とも呼ばれる重陽の節句に因んで、菊の短冊掛け軸、茶花、主菓子が準備してありました。季節感を大切にする茶道ならではです。

今回は濃茶2回と薄茶1回の稽古をしましたが、使わせて頂いた棚や茶入れに棗、水指や建水、茶碗等の道具類が初めてのものばかりでした。これらは先生の亡くなった伯母さんが集めていた茶道具で、伯母さんの家族や近い親戚で先生以外に茶道をしている者はいないからと、先生が譲り受けたものだそうです。先生は、「茶道を嗜む方々も少なくなってきたから、道具屋さんやお茶屋さんも大変な時代になってくるわね」と話していました。

大人の生徒は私一人で、使う道具によって点前方法が変わって色々な稽古ができるのでとても有難く感謝しています。また、事前に母から先生が「直希ちゃんの稽古が今一番の楽しみ」と話していたと聞いていたので、私もより一生懸命身を入れて稽古しなければと思っています。(N)