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10月の茶道

2022-11-03

10月の茶道の稽古では、掛物は「和敬清寂」に変わり、茶花やお菓子もたっぷりと秋を感じるものが準備してありました。

この日はまず、風炉の総復習で濃茶と薄茶の平点前をしました。夏季(5月~10月)に使われお客様から遠い場所に配置される風炉の季節は今月までなので、来年5月まで忘れないようにとしっかり手に覚えさせました。

その後、一年振りに茶箱の卯の花点前を拝見ありで行いました。桑の木で作られた茶箱は温もりがあり、全ての道具類がスモールサイズです。今回でまだ2度目のお点前なので、先生が教本の手順を読むのに合わせて私が動作を行いました。それくらいに通常のお点前とは手順が違うのですが、茶箱に道具を全て仕舞い持ち運びできて柄杓を使わないお点前なので、茶室でなくても薄茶を点てられます。自主練習をして来年までには覚えようと思っています。

先生から、「直希ちゃんが稽古に来てくれるから色んなお点前ができて私も復習になって嬉しいのよ。今月も楽しませて頂きました。」と有難く嬉しい言葉をいただき、稽古が終わりました。(N)