山本美術館 > ブログ > 11月の茶道

11月の茶道

2022-11-27

茶道では11月になると炉が開かれ冬のお点前に変わります。

炉開きは茶人のお正月とも言われているそうで、「瑞気満高堂」と書かれた掛物が飾られていて、これはめでたい気が茶室に充満しているという意味で炉開きやお祝い事の時に掛けると説明がありました。

半年ぶりの炉のお点前なので、まずは更好棚の薄茶点前の稽古からスタートです。「金槌釜」と言う茶湯釜は、名前の通り金槌で叩いた模様が入っています。先生が「これはね高かったのよ~。先生に買っておきなさいと言われたから、清水の舞台から飛び降りて買ったけど役に立った」と教えてくれました。その後、濃茶点前を2度ほど練習して今日の稽古は終了です。お点前の手順は手が覚えていたのでスムーズに出来てほっとしました。

先生からは、甥と姪のお土産にとクマさんを形取ったパンまで頂いて帰宅しました。(N)