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オランダ旅行記-(1)

2010-01-02

年末の26日から31日の6日間、「オランダの美術館を巡る旅」へ出かけました。年末の慌しさがピークの時に、海外へ出かけることに少々の申し訳なさを感じながらも、4年振りのヨーロッパに期待で胸をいっぱいにしての出発です。

フライトの都合で26日は東京に前泊、二つの展覧会を鑑賞できました。まず、六本木ミッドタウンのサントリー美術館「清方ノスタルジア 名品でたどる鏑木清方の美の世界」を覗いてみました。浮世絵の流れを汲む美人を描く清方は、私が陶酔する画家の一人です。男性ならではの視点から表現した女性美は、まさに「艶かしい」という言葉がぴったりと感嘆し、近代美人画の世界を堪能しました。

続いて、三番町から広尾に移転オープンした山種美術館へ足を運びました。こちらでは、没後10年記念「東山魁夷と昭和の日本展」が開催中です。近代日本画をリードした東山魁夷や川合玉堂、杉山寧等の作品や皇居新宮殿にちなんだ作品などが展示されていました。個性豊かな昭和という時代の美意識を存分に鑑賞できました。

その後、久しぶりの東京を体感しようと大好きな銀座へ向いました。今話題のアメリカのカジュアルファッションブランド「アバクロ」の前には、入店待ちの長蛇の列が出来ています。銀座中央通りにはカジュアルファッション店が続々と軒を連ねるようになり、時代の移り変わりを感じずにはいられません。それから、ブランド直営店やデパートなどを見て回り、明日のフライトに備えて早々に就寝しました。

1262400857_img179「清方ノスタルジア 名品でたどる 鏑木清方の美の世界」

カタログより

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1262400857_CIMG7555-1銀座・並木通り